このレッスンでは、文法から離れて、ちょっと哲学について話しましょう。
昔から、人々はあらゆる複雑なものを単純化するのに努めていました。古代中国では、「火・水・木・金・土」の五行が、古代ギリシアでは、「火・風・水・土」の四元素が考えられ、「天」を含める体系もありました。現代の科学を見ても、あらゆるものを「気体・液体・固体・プラズマ」とあらゆるものを分ける点は変わっていないのである。
もちろん、このような分類だけで世界のすべてがわかるわけではないですが、単純化は世界の理解を深めることができます。たから、世界のあらゆる「元素」をトキポナ語で表してみましょう。
kon
空気、気体、魂、本質、意味
空気、気体、魂、本質、意味
telo
水などのさらっとした液体
水などのさらっとした液体
ko
粘土、パンの生地、砂などの、やわらかい固体や粉。糊、蜂蜜などの、トロトロな液体。
粘土、パンの生地、砂などの、やわらかい固体や粉。糊、蜂蜜などの、トロトロな液体。
kiwen
石、木材、金属などの、硬い固体。
石、木材、金属などの、硬い固体。
seli
火、熱い、暑い、暖かい、温かい、燃焼
火、熱い、暑い、暖かい、温かい、燃焼
lete
冷たい、寒い、涼しい
冷たい、寒い、涼しい
sewi
空、上、天
空、上、天
古代の元素のように、トキポナ語の言葉は意味が広く、様々なものを表しますね。
- sewi は「上」という意味だけでなく、常に上にあり手が届かない存在への畏敬も表します。
- kon は「気体」だけではなく、息をするものの持つ「魂」も示します。
- kiwen、 ko、 telo はそれぞれ特定の材料を表すわけではなく、材料の触り心地を表します。
このコースはトキポナ語の基本だけを占めるものなので、各単語の意味を短い和訳を通じて教えています。トキポナ語の単語はそれぞれ広い「意味の領域」を占め、このコースで習う翻訳はこの領域の大まかな輪郭にすぎません。単語の意味を深く理解するには、実際に様々な状況に触れてみる必要があり、それには時間と練習が欠かせないのです。
では、文の例を見ていきましょう。
kiwen kasi
木の固い部分、木材
木の固い部分、木材
ko lete
冷たい粉、雪
冷たい粉、雪
kon sewi
聖なる魂
聖なる魂
telo nasa
酔っぱらわせる液体、酒
酔っぱらわせる液体、酒
lete li awen e moku.
冷たさが食べ物を保存する。
lete li awen e moku.
冷たさが食べ物を保存する。
seli li moku e kiwen kasi.
火が木材を消費した。
seli li moku e kiwen kasi.
火が木材を消費した。
telo li kama tan sewi.
水が空から来る。
(雨が降っている。)
telo li kama tan sewi.
水が空から来る。
(雨が降っている。)
o kama sona e kon toki!
言葉の意味を学ぼう!
o kama sona e kon toki!
言葉の意味を学ぼう!